2019年08月07日

第15期プロコン育成塾 冨松講師からの第3講(9/8)要旨のご案内


第15期プロコン育成塾 受講生へのメッセージ

第3講 担当講師 冨松 誠

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 兵庫県プロコン育成塾第15期の皆さん、第3講「中小企業特有の財務診断」を担当する冨松です。これからの半年間、よろしくお願いいたします。


 第3講では、経営診断にあたって必要となる財務診断の考え方をお伝えいたします。財務診断と聞くと、皆さんは診断士試験で経験した知識を思い出すかもしれません。

 しかし、本講で財務の知識を教える気はありません。難しい知識ではなく中小企業の実態を知り、どのように診断を行うのか、どういうポイントがあるのかということを解説していきます。


 ところで、初めて独力で経営診断を行う方は、ついつい財務診断を定型的なやり方で済ませてしまい、ヒアリング等の定性的な情報収集に偏る傾向があると感じています。


 皆さんもご承知のとおり、当塾のカリキュラム終盤に、経営診断報告演習があります。昨年はアドバイザーとして、それ以前も修了生として、受講生の発表を拝見しました。

 残念ながら、ヒアリング内容をまとめただけの分析、その内容から出た思い付きでしかない提言、という発表が非常に多く見られます。内容に具体性が乏しくなぜそう考えたのかという根拠が希薄であり、講師陣や修了生から厳しい指摘を受けるという光景が恒例となっています。


 本講では決算書分析だけでなく、個々の中小企業に合わせた数値分析についても解説します。より深く知るためには、決算書だけを見ていては不十分だからです。


 実務のうえでも、ヒアリングだけでは「社長や従業員がこう思うという話でしかない」と感じることが多々あります。お話を聞きながら、それを具体的に数値で裏付けできるかということに考えを巡らせます。

 そうした視点からデータを整理してみると、予期しない傾向を見つけることが少なくありません。「社長は上り調子と思っていた売上高」が実は横ばいだったり、思ったよりも費用が増加していたりと、何でこうなっているのだろうという傾向を見つけることがあります。

 企業の実態に迫る「良い財務診断」ができれば、自ずと企業の課題や問題点が出てきます。その、出てきた問題点・課題を社長や従業員と共有できれば、改善策も自然と考えつくでしょう。改善策が決まれば、数値計画も根拠をもって伝えることができます。


 なお当日は、一人でも多くの受講生が根拠をもった迫力のある経営診断報告をできるよう、お伝えしていきたいと思います。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。


 皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。

posted by プロコン育成塾 at 08:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月05日

第15期プロコン育成塾 東松講師からのグループワーク(9/8)要旨のご案内

第15期プロコン育成塾 受講生へのメッセージ

グループワーク 担当講師 東松 英司


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 グループワークを担当する東松英司です。私は当塾の第7期を受講し、その後2年間は事務局、続く第10期はアドバイザー、第11期以降は講師として当塾の運営に関わらせていただいております。独立にあたっての悩みや独立後の仕事に関する悩みなど、気兼ねなくご相談いただければ幸いです。


 さて、グループワークのテーマは「本質的原因の掴み方と効果的なヒアリング」です。


 募集案内に記載のとおり、当塾では座学と並行して受講生の皆さんに“独力での経営診断”を実施していただきます。近年の受講生の様子を見ていると、残念ながら講義内容が十分に活かされていない診断報告書が非常に多くなっています。特に、“分析”が不十分なケースが目立ち、毎年不安を感じさせられます。また、全般に論理の一貫性に欠ける報告書が多く見られ、「中小企業診断士の2次試験は、ロジカルシンキングができなくても合格するようになってしまったのか」と疑うほどです。


 経営コンサルタントに最も求められるものは、企業に成果をもたらす提案能力です。ただし、その提案には必ず“根拠”がなければなりません。その根拠は、決して教科書に書いてあることではありません。企業の実態の中にあるのです。実態を把握するためには、しっかりと“深掘り”をしなければなりません。目指すべきは、その企業の問題点を次々と生み出す“本質的な原因”を明らかにすることです。

 表面上の問題点を手当たり次第に潰すばかりでは、“もぐらたたき”のように問題はすぐに再発し、一向に改善が進みません。本質的原因をあぶり出し、現状から脱却する道筋を示さなければ、経営コンサルタントとしての価値がありません。

 したがって、提案能力の前提として、企業の実態を把握し、本質的原因をあぶり出すための“分析能力”が必要となります。そして、その分析能力の前提となるのが、必要な情報を収集する主な手段となる“ヒアリング能力”です。


 グループワークでは、原因分析における“仮説”の考え方と“本質的原因”に迫っていくいくための“深掘り”のプロセス、原因分析に必要な情報を引き出すための“ヒアリング”の仕方について、実習形式で学んでいただきます。他の受講生の足を引っ張ることのないよう、開講日にお渡しするテキストを熟読したうえで臨んでください。


 開講日が近づいてきました。皆さんとお会いできることを楽しみにしております。



posted by プロコン育成塾 at 15:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月01日

第15期プロコン育成塾 柳講師からの第1講(8/24)要旨のご案内


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 プロコン育成塾第15期の受講生の皆さん、第1講「中小企業のコンサルティングニーズと心構え」を担当する柳辰雄です。これから少しばかり密度の濃いお付き合いが始まりますが、是非ともよろしくお願い申し上げます。


さて、本塾も15年の節目を迎えることになりました。毎年のことですが、まだ顔を見ぬ受講生を想像しながら、皆さまの期待にどれだけお応えすることができるだろうかと、いつも悩ましく感じております。しかし、何かを脚色してお伝えするのではなく、私がこれまで体得してきたことを素直にお伝えし、皆さまの今後の活動の一助になれればと考えております。


受講生の皆さまにとっても、これからの半年間のことを思い、不安や期待の入り混じった心境であると推察いたします。ただ、これからの半年間は、経営コンサルタントに対する自らの考え方が大きく変わるかもしれない貴重な時間を過ごすことになると思います。悔いのないよう、全力で取り組んでいただけることを期待しております。


 さて、第1講は中小企業のコンサルティングニーズというやや小難しいテーマとなっており、皆さまにとってもなかなか実感しにくいテーマだと考えます。すぐに役立つ内容ではないかもしれませんが、プロの経営コンサルタントとして活動していく限りは、必ず直面する重要なテーマでもあります。


 中小企業経営者にとっては、ニーズそのものが具体化していないことが多く、経営コンサルタントはその漠然とした問題意識を中小企業経営者との面談を通じて、引き出し、示していくことがまずもって重要となります。ただし、このプロセスは、コンサルティングサービスを提供する前の段階です。この段階で中小企業経営者とのコンサルティングサービスに関する合意形成ができていないと、経営コンサルタントとしての活動機会すら得られなくなります。したがって、前述したとおり、難しいテーマではあるものの、自分なりの対応の仕方を築き上げておくことが重要となります。


 本講ではこれらのテーマに対して、どのように向き合い、対応していけばいいのか、当塾の先人の教えに基づいて私なりに経験してきたことも踏まえて、講義できればと思います。


 開講まで残りわずかとなりましたが、体調管理には十分に気を付けて、万全の体制で新しい第一歩を踏み出してください。皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

posted by プロコン育成塾 at 21:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする